|
フォッサマグナ(Fossa
Magna)はラテン語で、「大きな溝」という意味です。左の図にように、古い時代の岩石(おもに中生代・古生代、「薄い茶色」)でできた
、ほぼ南北方向の溝の中に、新しい時代の岩石(新生代、「緑色」)がつまっています。
この溝は、上空から見下ろしてわかるような、地形的な溝ではなく、山々をつくっている地層や岩石を知ってはじめてわかる「地質学的な溝」です。この「地質学的な溝」を、ナウマン博士は「フォッサマグナ」と呼びました。ナウマン博士は、フォッサマグナの西縁を糸魚川
−静岡構造線、東縁を直江津−平塚線と考えました。このようにフォッサマグナは
三次元の地質構造(二次元の広がりを呼ぶ場合もある;フォッサマグナ地域など)をさすものです。したがって、糸魚川−静岡構造線は、その西縁の境界面(断層面)ですから、「フォッサマグナ
」と「糸魚川−静岡構造線」は同じ意味ではないことに注意してほしいと思います。
また、フォッサマグナのもう一つの地質学的な特徴は、フォッサマグナの真ん中に南北方向の火山列があることです。北から代表的な火山をあげると、新潟焼山・妙高山・黒姫山・飯綱山・八ヶ岳・富士山・箱根・天城山などです。フォッサマグナの地下には、フォッサマグナの部分が落ち込んだ時にできた南北方向の断層があって、それを通ってマグマが上昇し、南北方向の火山列ができたと考えられています。
|